セルフ・フィルタリングを入れる前に

わかりにくい、説明しにくいので、自分でコンテンツアドバイザ機能を有効にしてフィルタリング設定することを、このサイトではセルフ・フィルタリング(セルフ・フィルタ)と呼んでいます。

セルフ・フィルタリングとは?

まず簡単にセルフ・フィルタリング(造語)について説明をしておきます。
セルフ・フィルタリングとは、セルフ・ラベリング(サイト主側が行う「自主的なサイトの格付け」)をしているサイトを、自分の家のパソコンで表示しないようにする、WindowsのInternet Explorer(4以上)に現在標準で装備されているコンテンツアドバイザ機能を有効にしたフィルタリングシステムのことです。
また、WindowsのInternet Explorer(4以上)でないと使えませんので、mac利用者の方はご利用できません。

セルフ・ラベリングとは

セルフ・ラベリングとセルフ・フィルタリングは表裏一体の関係にあり、セルフ・ラベリングについて説明をしておかないと分かりにくいので、簡単に説明しておきます。
セルフ・ラベリングとはセルフ・レイティングのことです。HPにメタタグと呼ばれるタグを埋め込むことにより、自分で自分のサイトや作品の格付けを行い、子供に対しての有害度を示します。
これにより、コンテンツアドバイザ機能を有効にしたフィルタリング(当サイトではセルフ・フィルタリング表記)している家庭のブラウザでは、セルフ・ラベリングしているサイトの有害度に応じて閲覧の拒否が出来ます。
この機能を使うこと(セルフ・ラベリング)で「年齢制限」をサイトに導入することが可能と考え、サイトマスター側はラベリングします。

セルフ・ラベリングの特徴は「子供に対する有害度のサイトマスター側の自主的な格付け」にあります。
子供に向けての有害度でサイトの格付けをサイトマスター各自で行うので、サイトマスター側としては「このサイトには有害なもの(アダルトなもの)があるよ」とマークアップしやすく「年齢制限」が容易に行えます。
またセルフ・フィルタリングを取り入れることで、保護者サイドは子供に有害なものを見せずにすむというメリットがあります。セルフフィルタリングブラウザを使うことによって、セルフ・ラベリングしているサイトは有害度により閲覧できなくします。
「表示しないで」と言っているサイトのみ表示をしない設定ですので、全てのページが見れなくなるわけではありません。

ラベリングについて興味のある方は、姉妹サイト【セルフ・ラベリング推奨委員会】にどうぞ。

現状での問題点

現状セルフ・ラベリングしているサイトは少ないので、セルフ・フィルタリングだけでフィルタリングを行うのは現実的ではありません。
一部の悪質サイトなどは、「有害なものはないよ」などとラベリングする可能性もあります。(※このようなサイトはフィルタリングソフトでの閲覧の拒否、または禁止URLなどに追加して閲覧を差し止めることが可能です。)
その現状を踏まえ、当サイトとしては、Yahoo!!あんしんねっとなどの企業が配布しているフィルタリング・ソフトと、セルフ・フィルタリングの併用をお勧めします。

なぜ併用するのか

昨今フィルタリングの需要も上がってきておりますので、意識の高いご家庭では既になんらかのフィルタリング・ソフトを使っていることと思いますが、残念ながらフィルタリング・ソフトも万全ではありません。
既存のフィルタリング・ソフトなどは、キーワード/フレーズ方式/全文検索方式と呼ばれるシステムをほぼ使用しております(使用ソフトやブラウザにより使用しているシステムは違います)。Yahoo!!あんしんねっとなどは使用してみた感じでは、全文検索と企業ブラックリストのようでした。
キーワード/フレーズ方式/全文検索方式を簡単に説明しますと、キーワードの利用を禁止しているのです。キーワード検索を出来ないようにしているのでその先に行けないだけで、実際には色々な方法で(ここに書くと真似するお子さんがでないとも限りませんので、伏せさせていただきます)危険なページに辿りつけてしまいます。
サイト一つ一つを、フィルタリング・ソフトを提供している企業が有害であると判断しない限り、エッチなものがあるサイトでも子供が閲覧できてしまいます。また日々HPは誕生するので、全てのぺージを確認することは不可能です。
企業や市販のフィルタリングを利用していても、どうしても上記のように漏れるページが存在します。

ではセルフ・フィルタリングの方がいいのかと申しますと、そうでもありません。
セルフ・フィルタリングだけでは、日々増えてゆく有害サイトやアダルトサイトには対応しきれません。こうした有害・アダルトサイトはフィルタリング・ソフトの方が、閲覧をかなりの確立で差し止められます。(フィルタリング・ソフトは日々進化しておりますし、有害サイトへの監視、情報も高いです)
そこで両者の併用をこのサイトでは推奨しております。

併用のメリット

なぜ併用するのかと疑問をもつ方もいるかと思います。
当サイトが企業フィルタを利用した上でセルフ・フィルタリング導入を推奨するのは、企業の市販またはプロバイダ発のフィルタリング(以下企業フィルタリング)では、キーワード検索の向こう側にある有害・アダルトサイトが普通に閲覧が出来てしまうからです。その中にはセルフ・ラベリングで自衛しているサイトも含まれております。
サイト側の自発的なセルフ・ラベリングを、企業フィルタリングが読み込んでいないためです。(Yahoo!!あんしんねっとに確認しましたが、セルフラベリングは読んでいないと回答を受けました。)
折角「このサイトには有害なもの(アダルトなもの)があるよ」とセルフ・ラベリングしているサイトでも(セルフ・ラベリングをするのはHP作者であり、また何らかの理由で子供には相応しくないと自分のサイトを格付けしております。)、企業フィルタリングの場合それを読み込んでブロックしないために閲覧が出来てしまいます。
これをセルフ・フィルタリング導入で、自主ラベリングにより更に防止する効果があるからです。(※参考画像 セルフ・フィルタリングでは、このようなポップアップ画面が現れます。)
保護者が決めたパスワードが分らなければ、若年層は少なくとも家庭のパソコンにおいては、サイト主側が「成人指定または有害」だと思いそう格付けしているサイトを閲覧する事が出来なくなるのです。
※ただし全てのサイトがセルフ・ラベリングしているわけではありませんので、子供に相応しくないと感じるサイトは、保護者の側で使っている企業フィルタリング・ソフトで、閲覧を禁止する設定にしてください。各フィルタリングソフトにはそのような機能が備わっているはずです。

Macintosh利用者の方へ

MacintoshのMac OS X Leopardには、ペアレンタルコントロールという機能があるようです。Leopard独自のフィルタリングのようですので、こちらのご利用をご検討ください。
Mac利用でフィルタリングを考えているご家庭はページをみてみる、アップル社などに問い合わせをしてみるなど各自でお願いします。

IEが使えないのですが、他ブラウザでフィルタリングする方法は?

基本的に当サイトではIEを推奨しますが、諸事情により使えない場合があると思います。その場合は各フィルタリングソフト販売会社などのフィルタ(無料・有料問わず)を導入されることをお勧めします。
また各ブラウザにはアドオンやウィジェットというものがあるかと思いますので、そういったものを利用するのもいいかと思います。ユーザー数の多いFirefoxはSuricateなどのアドオンが配布されてますので、ご自分の状況にあわせてご利用ください。

各フィルタリング・ソフト開発者の方にお願い

フィルタリング・ソフトは有用であると思いますし、日々進化しており子供に対して有害サイトのブロックには効果があると思っております。
ただし、自主的にセルフ・ラベリングによりサイトやこどもを守ろうと活動している、サイトマスター側からすれば、ラベリングが読み込まれなく表示されてしまうのが現状であります。
各フィルタリング・ソフト開発者のみなさまには、セルフ・ラベリングの情報も読み込み、ラベリングで閲覧を禁止しているサイトは表示しないようなシステムなどを、現状のフィルタリング・ソフトとあわせていただければと思います。


最初にして欲しいこと

やってない方はできればご自宅のパソコンに子供用のアカウントを作るようにしてください。その上で必ず、何らかの市販やプロバイダが発信しているフィルタリング・ソフトのご利用をお願いします。
WindowsのInternet Explorer(4以上)しかセルフ・フィルタが機能しませんので、そのためにInternet Explorerはフィルタリング子供用ブラウザに設定することをお勧めしております。
自分で閲覧する用の大人用アカウントと、子供用のアカウントを別に設定しておき、子供用のブラウザを必ずInternet Explorerにして企業フィルタリング(市販・プロバイダ)をし、更にセルフ・フィルタを施しておけば、自分が閲覧する際はブラウザに邪魔されずに閲覧でき楽です。
※ちなみにこのページにも、セルフ・ラベリングを入れて子供の閲覧を禁止しています。


セルフ・フィルタリングを入れる

セルフ・フィルタリングを検討されている保護者の方がするのは、以下の設定だけです。ラベリングはサイト製作者がします。
WindowsのInternet Explorer(4以上)しかセルフ・フィルタが機能しませんので、Internet Explorerはフィルタリング子供用ブラウザに設定するなどしてください。
どのサイトがどのラベリングを使っているかは、サイトによって違いますのでフィルタリング基準自体は、ICRASafetyOnline2を入れておくのがいいかと思います。

基準をダウンロード

フィルタリングの設定用にratという各基準をダウンロードして、フィルタリング設定をします。

  1. ICRAのレイティング基準(icra.ratに直リンクしております) をダウンロード。(ただしIE7以上は標準搭載なのでしなくていい)
  2. SafetyOnline2の基準(SafetyOnline2.ratに直リンクしております) をダウンロード。
  3. SafeSurfの基準 をダウンロード。

ディスクトップ等分りやすい所に。できれば、ダウンロード先は「c→WINDOWS→system32」の中にするのがいいです。
※インターネット協会さまに問い合わせして、SafetyOnline2.ratに直リンク可能のお返事を頂きましたので、直リンクさせていただいてます。

ブラウザの設定

分りにくい場合は、http://www.nmda.or.jp/enc/rating/ie_setting.html SafetyOnline2のものですが、参考になるのでどうぞ。

  1. 「ツール」
  2. 「インターネットオプション」をクリック
  3. 「コンテンツ」をクリック
  4. 「コンテンツアドバイザ」をクリック
  5. 「有効にする」をクリック
  6. 閲覧用のパスワード×2(保護者用のパスワードです。ヒントは入力しないようにして、パスワードは子供さんが推測しにくいものにしてください。またアカウント別の場合は、必ずアカウントと違うものにしてください。)
  7. 「全般」をクリック
  8. 「規制システム」をクリック
  9. 「追加」をクリック
  10. 「icra」と「SafetyOnline2」(ダウンロードした物を選択)
  11. 「OK」をクリック
  12. 「適用」をクリック
  13. 「全般」をクリック
  14. 「規制されていないサイトを表示する」にチェック
  15. 「OK」をクリック
  16. 「コンテンツ」をクリック
  17. 「承認したサイト」をクリック
  18. 「次のWebサイトを承認する」の下にあるバーに、以下のURLを入力。(気づかれた他のブラウザ等ありましたらそちらも禁止してください。)
  19. http://mozilla.jp/firefox/
  20. 「承認しない」をクリック
  21. http://jp.opera.com/
  22. 「承認しない」をクリック
  23. 「適用」をクリック
  24. または、ご使用のフィルタリングソフトで、2つを禁止URLに登録してください。(登録方法は各ソフトで確認してください)
  25. IE7からはICRAは標準搭載されていますので、SafetyOnline2の基準を設定してコンテンツ・アドバイザを有効にしてください。

これで、追加されているはずです。フィルタリングを取り入れましたら、まずブラウザを一回閉じてブラウザの設定を浸透させてください。
フィルタリング自体は設定が終わりですので、後は各家庭でカスタマイズしてください。

それから【こちら】のページに飛んでみてください。こちらには、SafetyOnline2の一番弱いラベリングを張っております。フィルタリングがどのようなものかのご確認用です。


もう少し厳しく対処する場合

お子さんがすでにパソコンなどをお使いの場合で、有害・アダルトサイトに入っている様子が見られる場合は、上記の子供用アカウントを設定し、プロバイダ発のフィルタリング(当サイトでは、年齢によって使い分けが出来る、Yahoo!!あんしんねっとをお勧めします)、または市販ソフトなどを導入してください。

以下からは、無料で利用できるYahoo!!あんしんねっとでの説明です(管理人がこれを利用してテストしたので、こちらを紹介させていただいてます)

  1. パソコンに子供用アカウントを設定。
  2. Internet Explorerにセルフ・フィルタを導入。
  3. Yahoo!!あんしんねっとを設定。
  4. 親と同じアカウントを利用の場合は、お気に入りの中を削除。必ず行ってください。
  5. 閲覧をしていいサイトを最初に登録しておく。
  6. あんしんねっとの方で、パソコンを使える時間を設定できるので、必要なら設定。
  7. メールアカウントは使えない設定に。フリーメールを配っているサイトを禁止URLに。参考:無料フリーメール一覧 - フリーソフト100
  8. ヤフーなどの、オンライン、ソーシャルブックマークのサービスがあるサイトを禁止URLに。参考:ソーシャルブックマーク比較
  9. ブラウザを落とさせないために、ファイアフォックス・オペラなどへのサイトを禁止URLに。
  10. またYahoo!!あんしんねっとではアクセス先のサイトをチェックできるので、そちらをチェック。あやしいURLを禁止する。
  11. 年齢によって、見ていいページを増やす。

なぜそうしなければならないかについては言及いたしません。
これぐらいしておくと、フィルタリング・ソフトが対処していない所で活動しているサイトにも、多少は閲覧の差し止めが期待できます。
後は、セルフ・ラベリングが広まってくれれば、もう少し楽にサイトマスター側も、保護者側も活動や監視が出来るかと考えております。


閲覧を許可、または拒否したい場合の設定

セルフ・フィルタで個別に許可、拒否したい場合の設定方法。

  1. 「ツール」
  2. 「インターネットオプション」をクリック
  3. 「コンテンツ」をクリック
  4. 「コンテンツアドバイザ」をクリック
  5. 「設定」をクリック
  6. 保護者用パスワード
  7. 「承認したサイト」をクリック
  8. 「次のWebサイトを承認する」の下にあるバーに、許可・拒否したいURLを入力。
  9. 許可の場合は、「承認する」をクリック
  10. 拒否の場合は、「承認しない」をクリック
  11. 「適用」をクリック

ホームページ・ブログをお持ちの方へ

ラベリングだけが広まっても、コンテンツアドバイザ機能を有効にしたフィルタリングを行ってくれる家庭が増えなければ意味がないと思われ、またそれが元でラベリングを取り入れる方が少ないのも事実です。
ホームページやブログを運営されている保護者の方、R指定サイト、賛同してくださる方などにお願いなのですが、保護者に向けて『コンテンツアドバイザ機能を有効にしたフィルタリング』を推奨するサイトへのリンクをはっていただけないでしょうか。
このサイトは保護者向けのページとして公開してますので、よろしければご利用ください。



(1) (2) (3) (4)
  1. 1
  2. 2
  3. 3


免責

  • 当サイトは非営利、非公式の私運営の個人サイトです。フィルタリング販売運営各会社や、文部科学省、財団法人インターネット協会、他サイトとはなんら関係ございません。
  • 正しい情報をお知らせすべく努力してますが、間違いもあるかと思います。お気づきになられた点などお知らせいただければ幸いです。
  • セルフ・ラベリングの性質上、必ず年齢制限ができるものではありませんので、あくまで自衛の一つとしてご利用ください。
  • このサイトにおける、セルフ・ラベリング、セルフ・フィルタリングについての見解は、管理人の主観に基づくものです。
  • セルフ・フィルタリングというのは便宜上管理人が作った造語です。
  • 当サイトご利用は自己責任でお願いします。また当サイト利用でご家庭内で問題が発生いたしましても、当サイトでは関知いたしませんのでご家庭内で解決をお願いします。
  • 推奨委員会としてますが性質として紹介ページ・同盟であり、管理はセルフ・フィルタ推奨委員会@管理人がしてます。
  • リンクの際などに『管理人』では困る場合は、サイト名セルフとしておいてください。
  • 引用先を明記・リンクしてくだされば、セルフ・フィルタ推奨委員会@管理人の記事であれば転載も構いません。

参考リンク

  1. 参考:Microsoft サポートオンライン
  2. 参考:IT用語辞典
  3. 参考:白いはインターネット(セルフ・フィルタリングについて)
  4. 参考:フィルタリングソフトのしくみ(財団法人インターネット協会)
  5. 参考:Webフィルタリング(ウェブフィルタリング)とは(デジタル・アーツ)
  6. 参考:子供のために、フィルタリングソフトを(フィルタリングソフト/All About)
  7. 参考:Yahoo!あんしんねっと 無料で使える有害サイトフィルタリング
  8. 参考:フィルタリングのおすすめ(希望により名無しさんの某SNS記事を、引用/転載の許可を頂いてこちらに掲載させていただいております。)

inserted by FC2 system